「起業して失敗、その後」老後資金2000万をドブに捨てた失敗談

初めに

この記事は下記のような方にオススメです。

★起業したらどんあリスクがあるのか知っておきたい
★起業にはどれぐらいお金が必要か知りたい
★どのように起業するのが良いのか知りたい

私自身の失敗談をご紹介していますので、万人に参考になるわけではありませんが、今起業を考えている方の参考になれば幸いです。

「お金と友だち」全てを失う

1年目の出費がやばい

起業して一番苦労したのが月々の出費です。37歳の時に起業した際、私的には会社から結構良いお給料をもらっていたので、起業して1年目からの出費が非常に大変でした。

例えば日本人の平均年収450万円だそうですが、それで計算すると約月々8万円お給料から引かれている計算になります。

つまり起業で独立すると税金、国民年金、国民健康保険等で、この会社から引かれていた額の約月々8万円が毎月必ず出費されることになります。(厳密には雇用保険等は払わなくてよくなるので少し額は違ってきますが)

仮にですが家賃が8万円、光熱費が3万円、食費8万円 生活費と雑費が4万円かかると考えた場合の出費は下記の通りです。

月々31万円の出費となります。つまり普通に生活をするだけで31万円かかるということは年間382万円の生活費が必要になってきます。

つまり起業して1年間で事業を軌道に載せると考えると、生活費だけで最低382万円の貯金が必要になる計算になります。

4年目で貯金が底をつく

私の場合起業して2年目でやっと最低限生活できるぐらいの売り上げを達成しましたが、正直プラスマイナス0ぐらいの状況でした。

そういう状況ですと、急な大きな出費(冠婚葬祭、車検)などがある場合には貯金を切り崩す状況になってきます。

結果私が起業した時にあった800万円近い貯金はゼロになりました。

両親にお金を200万円の借金をする

上記のような状況になると、次第に金銭的な状況が悪化してきます。消費者金融にお金を借りるという手もありましたが、利率が15%ともなると利子を返す自信がありまませんでした。

そこで恥を忍んで両親にお金を借りにいきました。その借金額は2回に渡り、合計で200万円にもなりました。

それは私にとって、できるなら思い出したくもない恥ずかしい経験です。

青春よ、さようなら。一番の友達を失った話

私は起業した際に、同じように起業をしていた友人と仕事をすることになりました。
その当時一番仲の良かった友人だったのですが、仕事のトラブルが原因で一緒に仕事をすることを解消しました。

その時のトラブルが原因で、その後その友人とは一切連絡をとっていません。

一番失敗して後悔していること

起業して老後資金2000万円をドブに捨てる

私が起業して一番後悔していることは、貯金を全て失ってしまったことです。起業当時800万円あった貯金もそうですが、仮に会社員として働いていた場合貯金できていた額を考えると正直落ち込んでしまいます。

私は会社員時代に毎月10万円貯金していたので、10年独立していた期間を考えると1200万円貯金できていた計算になります。

つまり当時の貯金800万円と、その後貯金できたいたはずの1200万円を合計すると2000万円をドブに捨てた計算になります。

「老後資金が最低2000万円必要」という話が「老後2000万円問題」として一時期世間で話題になりました。
私はその話を聞く度に「起業して2000万円をドブに捨てた」ことが頭をよぎります。

以外と知らない?起業に隠されたリスク

職歴と年齢の話

起業する際に失敗した時のことを考え過ぎるのも良くないことですが、最悪の事態も想定しておくことが重要です。

例えば絶対にうまくいくと思っていたビジネスでも、世の中の状況によっては失敗してしまう可能性もゼロではありません。

特に日本は起業して失敗した人に対して寛容な社会ではないと言われています。

起業して失敗したその時の年齢が40歳を超えてくると、いざ会社員として再出発する際に再就職するのが非常に難しくなってきます。

私自身はデザイナーで手に職をつけている系のお仕事ですが、40歳以上になると書類選考でも通らなくなってきます。
実際に私自身が起業に失敗して、再就職する際にそうでした。

つまり起業するなら、若ければ若いほど良いと思います。その方が万が一失敗した際にも人生を立て直ししやすくなります。

起業するなら副業からがオススメ

起業というのは実際に起業してみないと、うまくいくかいかないかは誰にも分かりません。

そう考えると最大限リスクを抑えることも大切ですよね。起業のリスクを最大限に抑える方法が副業です。

例えば副業で月10万円以上稼げるようになれば、会社を辞めて起業できるという良い指標になります。

副業で月10万円稼ぐことができれば、起業でその仕事に専念できます。すくなくとも2~3倍の労力を自分のビジネスに投資できることになってくるので、最低でも30万円ぐらいは稼ぐことができる目算がたってきますよね。

ちなみに「副業起業が成功の鍵!メリットと人生を変えるおすすめアイデア10選」という記事も書いていますので興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

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退職金?クソくらえっ!

起業に限った話ではありませんが、会社員でずっと同じ会社に務めていれば、定年の際に退職金を手にすることができます。

当然のことながら起業した場合には、将来退職金がないので、それと同額を起業中に貯めていかなければなりません。

「管理職、マネージメント力」問題は重要か?

会社員にしても起業して社長業をするにしても、マネージメント力が必要になってくる時期がやってきます。

特に会社員の場合には、給料は上がっていきません。起業して社長業をするのも同じで自分一人でビジネスを回していくとなると、売り上げが頭打ちになってしまいます。

私自身マネージメント力が非常に低いので、現在会社員になっても苦労をしているのが現状です。

そんな私のような人が起業してうまくやっていこうと思ったら、インターネット関連の仕事をすれば、ある程度レバレッジの効いたビジネスにできるのでオススメです。

再挑戦の準備

これまでお話をしてきたように、私の場合は起業して10年程会社員ではなかったので、退職金にも期待をすることができません。

こんな私でも52歳にはセミリタイアをしたいと考えています。

現在の私の状況では会社員をしてセミリタイアをするのが非常に難しいのが現状です。

つまり52歳にはセミリタイアをしたい私にとっては起業するということの一択しか残されていない為、現在起業の準備を着々と進めています。

まとめ

今回の記事をまとめると下記のようなことになります。

★起業をするならできるだけ若いうちに
★起業するなら最低500万円は必要?
★副業から独立するなら10万円の売り上げを達成してから
★貯金が少ない人には副業からの起業がオススメ
★起業、独立するなら固定費を抑える方法を考える

今回の記事は起業に対してネガティブな印象の記事になってしまったかもしれません。

ですが「私は起業は素晴らしいもの」「会社員にとって夢がある」と考えています。

なので今起業を考えている人にとって「最大限起業のリスクを抑える」参考になってもらえればと思っています。

ちなみに「自分の得意なことや、興味のあることに特化したビジネスで起業したい人」には、下記の記事がオススメですよ。

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目次 1 はじめに2 会社員に向いていない人の特長2.1 自由が好きな人2.2 クリエイティブな仕事をしたい人2.3 評価に対して不満を感じやすい人2.4 人間関係がストレスになる人2.5 自己実現を重視する人3 心や体が壊れるまで会社員として働くのは、もちろんNG4 「会社員が向いてない」場合の選択肢4.1 我慢して会社を続ける4.2 会社を辞めてバイトをする4.3 起業をする4.4 実家に戻っ […]

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